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第2章 社会生活と親族

第2節 村の中の区分とつきあい

1 村の中の区分

下石戸上、下
下石戸上と下は江戸時代から明治二十二年までは別村であったが、現在その事を感じ取る事はできない。全く一つ村だったごとくである。内部にはニッ家(ふたつい)・下組・原・上手(うわで)のまとまりがある。
ニッ家は昭和四年ころに三〇軒位の家があった。カミ(上)、シモ(下)に分れている。それぞれで祭る稲荷を持っていた。
下組は内部がさらに、台原(だいっぱら)・久保新田・台・雑敷(ぞうしき)に分れる。現在北本西第一・二地区自治会を作っている。第二地区には金比羅社があるが、この地区だけで祭る。
原は昭和三十年ころは四〇軒位だったが、今は一五〇~一六〇軒にもなった。同第三地区自治会である。
上手は同第四地区自治会を作っている。
代参講が各部落毎にあった。

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