北本市史 民俗編 民俗編一覧

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第2章 社会生活と親族

第3節 村の運営

3 村の集会・行事

村(部落・区)の運営にかかわる集会としては、三月から四月にもたれる寄り合いがあり、ここで予算、決算事業報告、年間計画等を審議する。この他、様々な親睦のための行事が村を単位として持たれる。荒井の東原・南・荒上手などでは、精進は二月二四日と七月二四日に行われた。宿(精進がもたれる家)は村の各家が回り持ちで割り当てられた。各家から戸主一名が参加し、精進料理の材料は参加者全員で持ちより、全員で料理し昼と夜の二食をともにした。この時、半期分の行事・会計報告会が持たれた。この精進は場所を各地区の公会堂に移し、現在でも続いている。また、同じく荒井では、各地区ごとに夏に旅行会が持たれている。

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