北本市史 民俗編 民俗編一覧

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第2章 社会生活と親族

第4節 村の中の諸集団

本節の名称を「集団」としたが、述べようとする内容は村の中に見られる「仲間」のことである。
村の中で人々は様々な仲間の一員として暮している。具体的には、たとえば「友達」という仲間、仕事上の付き合いの仲間、信仰やそれに伴う儀礼をともにする仲間などであり、際限もなくあげることができる。
ここでは、習俗として村の中に定着してきたものの中から幾つかを取上げる事にする。
村の中の集団は、まず性と年齢を契機にして幾つかに分けられる。男性だけの集団あるいは女性だけの集団がある。それが、さらに年齢ごとに子供、青年、壮年、老人たちの集団を形作っている。そのようにして区分された集団がそれぞれ村の信仰、祭礼、その他の機能を分担しているのである。

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