北本市史 民俗編 民俗編一覧

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第2章 社会生活と親族

第4節 村の中の諸集団

5 代参講

深   井
武州御嶽神社、石尊さん、榛名神社の講を一緒に行うのでゴツタニコウという。石尊講の日にはぼたもちをつくった。代参は上、中、下から、二人ずつ出したが、十六歳になると大山に登り、初山と称した。講は七月二十二日に行った。燈籠を立てて、回り番で燈明を付けた。
榛名講は、桜の咲く頃に代参をした。昔は代参者の家で講を行ったが、近頃は公民館に集まっている。代参は二名ずつ。代参が一巡すると全員で出かけて神楽を奉納した。榛名神社は作神様という。お札を受けてきて村の境、四か所に立てた。

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