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第4章 職人と技術

第1節 日常生活と職人

職人というと技術者として畏敬してきたほかに、つねに身近かな存在として意識してきたのが庶民の感覚である。それは職人がつねに、衣・食・住に日常的に深くかかわっており、素人の力量以上の専門化した技術を身につけていたからである。庶民は、自分たちの能力の及ばない、そうした技術をもった人々に対する敬虔な気持を失っていなかったからでもある。ここでは北本市のこうした職人たちを、おおむね衣・食・住その他の順でまとめた。

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