北本市史 民俗編 民俗編一覧

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第5章 交通・交易

第7節 市

『新編武蔵風土記稿』によると、本宿村について「本宿村は古へ宿駅なりしが、慶長年中今の鴻巣へ移せしよし」とあり、石戸宿村については「東西一三町、南北一六丁、民戸百五軒、年毎に三月二日・五月二日・七月十一日・十二月二十七日の四度市をなすをもて例とせり」とある。
本宿村の市日は具体的にはわからないが、石戸宿村については、三月二日と五月二日の二日間は雛市で、七月十一日は盆道具を売る市で、十二月二十七日は歳の市ではなかったかと思う。石戸宿では昭和初めまで三月三十一日に雛市が立っていた。

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