北本市史 民俗編 民俗編一覧

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第5章 交通・交易

第8節 店

本宿は、現在商店街が形成されているが、以前は団子屋と饅頭屋ぐらいしかなかったという。そのため、買物に行くのは、鴻巣か桶川であった。鋸や鎌などの農具や着物などは、鴻巣や桶川などの町にでかけて購入した。米・酒・醤油などは売りにくることが多く、その清算は、帳面に付けておいて、繭を売った後とか麦の収穫後に行った。これを蚕勘定とか麦勘定といった
北本市内で町場の様相を呈していたのは、石戸宿と高尾河岸とその周辺であり、この二地区について詳しくみることにする。

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