北本市史 民俗編 民俗編一覧

全般 >> 北本市史 >> 民俗編 >> 民俗編一覧

第5章 交通・交易

第5節 行商

ヨカヨカアメヤ
ヨカヨカアメヤというのは、昭和の初めまで北本市内を飴を売って歩いた行商人である。ヨカヨカアメヤは頭の上にドーナッツ状のふとんをのせ、その上に盤台をのせ桶の周囲に万国旗を立て、中に飴を入れ、手には太鼓を持って打ちながら、往還をやってくる。太鼓を打ちながら歌をうたって子供たちをひきつけ飴を売りあるくのである。時には、門付けをして芸を披露することもあった。ヨカヨカアメヤは桶川の加納や白岡の篠津などからやってきた。

<< 前のページに戻る