北本市史 民俗編 民俗編一覧

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第6章 衣・食・住

第1節 衣生活

5 仕事着

履き物
ふだんは冬でも素足だったが、よそゆきに冬はビロード、コールテン、夏はキャラコの足袋をはいた。足袋は、男は大人も子どもも黒か紺であった。女は大人は紫や深みどり、子どもはえび茶が多かった。雪の日は下駄では歩きにくいので、足袋を二重にとじてタビハダシで歩いたりもした。
明治の中ごろまでは、日常は裸足だった。たまに鴻巣など町へ行くときは、男はワラジをはいた。女はオカタビ(今の足袋)をはいた。農作業も昔は裸足で、地下足袋をはくようになっても田ん中は裸足だった。その後、田植え用足袋がでまわるようになる。

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