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第6章 衣・食・住

第1節 衣生活

6 衣類の調達と管理

衣類の購入
衣類はほとんど鴻巣か桶川で買った。鴻巣の野口屋、田沼屋、荒井屋、桶川の黒須、大塚屋などへ行った。鴻巣の四(し)・九(く)の市と桶川の五(ご)・十(とう)の市にもよく行った。
鴻巣の田沼屋からは二か月に一度くらい呉服の行商が来た。自転車に大きな風呂敷をつんできた。太平洋戰争が激しくなってキップ制になってから来なくなった。
正月前になると、桶川の商店の人が学校近くや十字路で大売り出しの広告を配った。それをみて、みんなで買いに行った。早朝行くと特価品が並べられていた。
戦後は急激に洋服化がすすみ、既製服が多くなる。それでも、子ども服は今のようにサイズが細かく分かれているわけではなく、母親の手作りが多かった。

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