北本市史 民俗編 民俗編一覧
第6章 衣・食・住
第2節 食生活
2 日常の食物
間 食写真13 アラレとカキモチ
アラレは、餅をついて、寒のうちに二俵くらい作っておいた。ついた餅をのして、さいころのように細かく切り、陰干ししてよく乾燥させる。これはドウコ(空缶)などに入れて保存しておいた。食べるときには、焼いたり油で揚げたりする。これに対してカキモチは、作り方はアラレと同じだが、さいころのように細かくは切らない。中にノリやゴマを入れたノリモチや、クズ米を粉にひいてついたクズモチなども間食用に作った。