北本市史 民俗編 民俗編一覧

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第9章 年中行事

第2節 春から夏の行事

4 四月の行事

高尾のオシシコウ
高尾地区では四月七日、上尾市平方の八枝神社から神輿を借りて、オシシコウ(お獅子講)を行っていた。昔は吉見から回ってきたシシを御成川岸明秋で引き継いで、高尾地区の各家々を戸別にシシが巡回して、悪疫よけの祓いをして歩いた。
かつては、高尾にも天王様があったと伝えるが、明治初年地区に悪病が流行した時、八枝神社のシシミコシに悪病を乗せて川に流したところ悪病が収まったと伝え、それ以後毎年行うようになったという。
現在では、河岸区、宮岡区の氷川神社の年番の者が、代参講として交代で八枝神社に参拝して、お札を頂いてきて各戸に配っている。

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