北本市史 民俗編 民俗編一覧

全般 >> 北本市史 >> 民俗編 >> 民俗編一覧

第9章 年中行事

第4節 秋から冬の行事

2 十、十一月の行事

ダイシコウ(大師講)
十二月四日をワセダイシ、十四日をナカダイシ、二十四日をオクダイシといって、夜小豆入りのダイシガユを作って神様に供え、皆で食べた。この粥は熱くても吹いて食べてはいけない。吹くと、作物に風がおこるといって、冷まして食べる。ワセダイシの日に天気がよいと、来年の早稲の作がよいというふうに、ワセ、ナカテ、オクのそれぞれの作柄を見た。本来は陰暦十一月の行事で、新嘗につらなる家の祭りである。

<< 前のページに戻る