北本市史 民俗編 民俗編一覧

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第9章 年中行事

第4節 秋から冬の行事

3 十二月の行事

八日節供
十二月八日はシワスヨウカ(師走八日)とか、二月八日とともにヨウカゼック(八日節供)といい、鬼の来る日である。ケムダシ(煙出し)から鬼が婿に入るといわれ、それを防ぐためにミケー (笊)やスイノウにヒイラギの枝を刺して、ミケーをさかさに長竿の先にさしてケムダシの所にかかげた。軒端にもヒイラギを刺した。オニオイ(鬼追い)という。この日は夜うどんを打ち、ケンチン汁をこしらえる。五目御飯をつくる家もある。戦後はほとんどやらなくなった。

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