北本市の埋蔵文化財

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宮岡氷川神社前遺跡発掘調査報告

早川智明 吉川国男 石井幸雄
岩井住男 土肥 孝

5.遺物

土器
宮岡氷川神社前遺跡の第一次、および第二次の発掘調査によって得られた土器の総量は、 リンゴ箱で10箱分に相当する。そのうち第一次が4箱分、第二次が6箱分である。
土器の種類は、縄文式土器がほとんどで、極く少数の土師器(全部で5片)が含まれている。縄文式土器は、中期に属するものも若干あるが、95%以上は後期末葉から晩期前葉にかけての、いわゆる安行式系の土器類である。
これらの土器類は、第一次調査地点と第二次調査地点のものとでは、時期、様相に幾分か相違がみられるので、地点別に分類し、記述することにした。

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