北本市の埋蔵文化財

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宮岡氷川神社前遺跡発掘調査報告

早川智明 吉川国男 石井幸雄
岩井住男 土肥 孝

5.遺物

 土器
(2)第2次調査地点出土の土器

第八類土器(第15図12~25)
複数列の列点文を有する土器である。列は2~4が普通であり、殊に2列になるものが主体的である。刺突の施し方は、前類と同じく沈線に並行するもの、斜行するものがあるが、直角の向きに突かれているものは全くないのが特徴的である。又、この類には、ごく小さな刺突が多数疑似縄文的に配されているものがある。なお、器面に瘤起の貼付けられているものもあるが、その数は少ない。けだし、列点文の列数によって分類した七類と八類の土器は、各々破片による部分的な観察であり、便宜的なものであって、前類に示した土器のうちにも、本類に含むべきものが混在している可能性があることを追記しておきたい。なお、本類の土器の胎土、色調、焼成等は七類のそれと大差ない。器形の判然とする資料はないが、口縁の内傾するものがあり、他と趣を異にする。

第15図 第二地点出土の第七類・八類土器拓本

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