北本市の埋蔵文化財
北本市古代年表
1971.吉川国男 作成
時代 | 土器形式 | 西暦 | 主要事項 | ||
---|---|---|---|---|---|
時代 | 時期 | 日本・埼玉県 | 北本市 | ||
無土器時代 (旧石器・中石器) | ・氷河と火山の活動が活発 ・日本に人が住みはじめる。明石原人 ・打製石器を利器とする ・岩宿遺跡(群馬県) ・この頃日本列島化する | ・北本市に人が住みはじめる ・宮岡遺跡1、模戸遺跡1 (石刃、搔器が発見される) | |||
繩文時代 | (草創期)早期 | 橋立 井草 大丸 夏島 稲荷台 花輪台 三戸 田戸下層 田戸上層 子母口 野島 鵜ガ島台 茅山下層 茅山上層 | ・吉丸遺跡(皆野町)細石器が使用される ・磨製石器、土器、弓矢が発見される ・小瀬ガ沢遺跡(新潟県) ・竪穴式住居がつくられはじめる ・狩猟漁撈採取の生活 ・埼玉県の東南部に海進がある | ・宮岡遺跡Ⅱ ・城中遺跡Ⅱ ・市場遺跡Ⅰ | |
前期 | 花積下層 二ツ木 関山 黒浜 諸磯a b c 十三菩提 | 紀元前3000年 | ・貝塚がさかんにつくられる ・水子貝塚(富士見町) ・定住性が強まる ・しだいに海退する | ・台地肩部に集落ができはじめる ・宮岡遺跡Ⅱ ・繊維を含んだ土器がつくられる ・東谷足遺跡Ⅲ | |
中期 | 五領ガ台 下小野 勝坂、阿玉台 加曾利E | 紀元前 2000年 | ・集落の規模が拡大する ・尖石遺跡(長野県) ・大背戸遺跡(皆野町)の敷石住居 ・注口土器がつくられはじめる | ・東谷足遺跡Ⅰ ・谷足遺跡(古市場)市役所裏遺跡など22箇所に集落が営まれる | |
後期 | 称名寺 堀之内 加曾利B 曾谷 安行Ⅰ Ⅱ | 紀元前1200年 | ・東北地方、北海道に環状列石ができる | ・デーノタメ遺跡Ⅰ ・高尾河岸出土の独木舟 | |
晩期 | 安行Ⅲa 姥山台 安行Ⅲc 杉田Ⅱ 千網 荒海 | 紀元前600年 紀元前300年 | ・土偶土版が多くつくられる ・この頃から遺跡が少なくなる ・西北九州に水稲耕作はじまり漸次東日本に波及する | ・宮岡氷川神社前遺跡 この頃の遺跡は見当たらない | |
弥生時代 | 前期 | 遠賀川 | ・青銅器鉄器の製作使用がはじまる | ・弥生文化が波及してくる | |
中期 | 須和田 宮ノ台 | ・榎戸遺跡Ⅲ | |||
後期 | 久ケ原 弥生町 前野町 | 300年 | ・集落が爆発的に大きくなる ・尾山台遺跡(上尾市) | ・市場遺跡Ⅱ | |
古墳時代 | 前期 | 五領式 和泉式 | ・古墳が築造される ・土師器、須恵器が使われる | ・荒川(現)の沿岸から農耕地ができる | |
後期 | 鬼高・須恵器 | ・大和朝廷の統一がすすむ ・埼玉古墳群(行田市)できる | 庚塚遺跡Ⅰ ・高尾の中井や八重塚にたくさんの古墳(円墳)がつくられる | ||
飛鳥時代 | 真間 | ・聖徳太子の摂政政治 ・大宝律令ができる | |||
奈良時代 | 国分 | 710年 | ・秩父郡から自然銅が献上される(708) | ||
平安時代 | 古瀬戸 | 794年 | ・中央では貴族政治ちほうには荘園がつくられる | ||
鎌倉時代 | 1185年 | ・源平の戦乱 | ・源範頼がしばしば来たと伝えられる ・堀之内館この頃できる | ||
南北朝 時代 | 1336年 | ・南北朝の動乱 | ・東光寺の板石塔婆(貞永の碑) | ||
室町時代 | 瀬戸 | 1392年 | ・応仁の乱おこる、戦国大名各地に割拠する | ・石戸城この頃できる | |
安土桃山 時代 | 1575年 | ・上杉謙信石戸城を占領する | |||
江戸時代 | 1603年 | ・寿命院、徳川家康から朱印状をもらう |