北本地名誌

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Ⅱ 大字の沿革

11 古市場

〔近世〕古市場村 江戸期~明治22年の村名
足立郡鴻巣領のうち。古くは深井荘に属したという。はじめ幕府領、元禄4年(1691)旗本日下部氏の知行地となった。検地は寛永6年(1629)。 村高は「田園簿」で146石余、うち田100石余・畑46石余、「元禄郷帳」では152石で以後は変らなかった。村の規模は東西5町余・南北1町。用水は深井村や宮内村に同じ。鎮守は稲荷氷川合社。寺院は新義真言宗妙竜山如意寺・本山派修験大善院。常楽寺廃寺跡があった。
明治4年埼玉県に所属。同9年の戸数29、人口159、馬7。飛地は下谷村・宮内村・中丸村・別所村に各1か所。同6年如意寺は廃寺となる。主な物産に米・麦・鶏卵・繭・大豆・小豆・粟・ヒエ・ソバ・大根・ニンジン・里芋・甘藷・白木綿・縞木綿・茶などがあった。同12年北足立郡に所属、同22年中丸村の大字となる。 l
〔近代〕古市場 明治22年~現在の大字名
はじめ中丸村、昭和18年から北本宿村、昭和34年11月から北本町、同46年11月から北本市の現行大字。人口は明治22年177、昭和45年621。大正15年一部を常光村へ編入。昭和50年一部が北本1~4丁目に編入された。

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