北本のむかしといま Ⅰ 雑木林の残る街

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Ⅰ 雑木林の残る街

2 豊かな湧水と動植物

低地の生物
①低地の主な植物
北本の低地の植物は、台地の開析谷(かいこくせき)(谷地(やち))、市西部の荒川の氾濫原、及び市東部の元荒川の低地に分布している。谷地での希少な植物には、絶滅の恐れがある植物としてRDB (レッドデータブック)にもあげられたオオミクリ、タコノアシのほか、ウキゴケ・ミズワラビ・エゾノサヤヌカグサ・アオコウガイゼキショウ・クララ・ツリフネソウ・キツリフネ・ハンゲショウなどがある。
荒川の氾濫原の多くは水田として利用されている。荒井橋近くの田には、オギ・カワヤナギや、帰化植物のセイタカアワダチソウ・ホソバヒメミソハギなどがあり、タコノアシ・ガガイモなどの貴重な植物もある。旧荒川の蓮沼(はすぬま)には、ヒシ・メビシ・タコノアシ・ゴマギなどがある。
市東部の元荒川沿いの田には、ウリカワーコナギなどの水田雑草群があり、また休耕田にはミズワラビ・オモダ力・コガマなどがある。

写真6・7 谷地に見られる貴重な植物、オオミクリ(右)とタコノハシ(左)

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