北本の神社
本文
Ⅱ 旧石戸地区神社
【稲荷社】
- 1.所 在 地
- 大字下石戸下字ニッ家326番地
- 2.祭 神
- 倉稲魂命
- 3.沿革
- 鎮祭の時期は明らかでないが、ニッ家地区の氏神として古くから信仰されている。境内地は200坪、付近の農家17~20戸名義の所有となっている。昔は、川崎ラケットKKの敷地内にあったが、今から60年ほど前に現在地に移された。
なお、一緒に祭られているおしゃもじ様は、今から40年ほど前、高崎線の複線工事にともない現在地に移されたものである。 - 4.祭事
- 春祈祷
- 4月20日 「オイバナ」ともいう。
- 祗園祭
- 7月14日~16日
- 5.景観・配置
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- 本 殿
- 鋼板葺 松本常盤氏作
- 鳥 居
- 八幡型 塩化ビニール・コンクリート造 銘「奉納 二ツ家地区一同 昭和51年2月」
- 力 石
- 二個 80年前にもってくる。
- 馬頭観世音
- 石造 銘「宝暦八成寅天(1758)十月吉日 下石戸村ニッ家上新田同行十七人」俗におしゃもじ様と呼ばれている。
- 庚申塔
- 石造 銘「宝暦八成寅天(1758)十月晦日同行十七人下石戸村ニッ家上新田」旧松村氏畑内所在
- 不空羅索観世音
- 石造 つんぼ神様と呼ばれている。
- 地蔵尊
- 石造
- 道祖神
- 旧福田氏宅所在
- 6.神木・神蹟類
- 7.摂 末 社
- 天王社
- 8.組織・運営
- 現在の宮司は吉田浪次氏であり、総代は2名で1年交代の年番としている。
- 9.奉 納 物
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- 10.信仰・習俗・その他
- おしゃもじ様
- 病気(風邪)の時には、奉納されているおしゃもじを借りてごはんをもると治るといわれている。なお、病気が治ると新しいものを返す風習が今でも続いている。
- つんぼ神様
- 昔は三菱工場地区内にあったが下田氏宅前に移した。なお、その地に「つんぼかんのん」という地名が残っている。