北本の神社

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Ⅱ 旧石戸地区神社

【浅間神社】

1.所 在 地
北本市大字荒井字東原1356番地

2.祭 神
木花開耶姫命

3.沿革
鎮祭の年月日は明らかでないが、字東原の氏神として信仰されている。今から200年前ごろ浅間様の信者と御嶽様の信者同志の争いがあった。その時、御嶽様の信者に6名程の死者がでた。現在、裏の墓地に葬られている。その後御嶽様を分離して、新井忠相氏の宅地へうつしてある(石碑)。
御嶽様が今の土地の中段に祀られてあったが、前述のことでわかれ、その中段の上へ浅間様の信者が土もりをして現在の形となる。なお、150年前(宝暦申辰二月吉日)その中段に真竹が生えた。そのことから竹の子浅間神社と呼ぶようになった。
大正6年4月15日、大字荒井村社須賀神社へ合祀されたが、昭和26年12月26日再び須賀神社より遷宮された。
現在の社殿は、昭和26年12月26日に改築されたものである。

4.祭事
  • 初山祭
  • 6月30日~7月1日
5.景観・配置

  • 拝 殿
  • 流造 瓦葺
  • 幣 殿
  • 切妻造 瓦葺
  • 本 殿
  • 切妻造 瓦葺
  • 鳥 居
  • 明神型 木造
  • 手水石
  • 石造 銘「奉納御宝前 宝永四年(1707)六月朔 当所願主 新井七□同八右□□」

6.神木・神蹟類
神本 つばき(白・赤)・杉・松の大木があったが、大正八年に切り倒された。

7.摂 末 社
 

8.組織・運営
現在の宮司は吉田浪次氏がつとめる。以前は、村上修次郎(川島町大字小見野)氏――吉田悌次氏――吉田浪次氏となる。
村上修次郎氏の孫にあたる村上當太郎(高崎市在住)氏は、さまざまな形で今なお、浅間社をもり立てている。
氏子は字東原の94戸である。
初山祭には大字荒井の須賀神社の総代が参拝している。

9.奉 納 物
  • のぼり
  • 銘「奉献浅間神社 北本宿村大字荒井 氏子中 文学博士河野省三敬書」
  • 奉納額
  • 銘「奉納浅間神社 遷社初登山記念 昭和三十七年七月一日 当所 新井竹次郎」
  • 奉納額
  • 番付 銘「昭和二十四年三月 勧進元 村上當太郎」

10.信仰・習俗・その他
  • 初山祭
  • 当日は、参詣人にうちわ、御守をさずけ、子どもの額に印を押すなどの行事を行なっている。

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