雑木林のあるまち あとがき等

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あとがき
北本市史編さん事業の一環として、ここに写真集『雑木林のあるまち』一目で見る北本の歴史ーを刊行するはこびとなりました。まもなくやってくる21世紀に向けてこの豊かな緑を引き継いでほしいとの願いをこめ、北本市のシンボルのひとつともいえる「雑木林」を書名に入れました。
この写真集刊行にあたって、広く市民の皆様に写真提供の協力を呼びかけましたところ、市所有のと合わせ、3千余点の写真が集まりました。当初、どの程度の数が寄せられるかと、その成果を危ぶむむきもありましたが、集まったものの数と内容の幅広さに驚かされ、改めて市史編さん事業に対する市民の皆様のご好意と関心の深さを知らされました。
北本市の近年の人口増加状況を考えますと、当然その風景や人々の生活形態の変化が想像できます。ここ80年余の変化を、この写真集でとくとご覧いただきたいと思います。豊かになったもの、失ってしまったもの、久しくて忘れていたものなど、様々なことが見えてくるはずです。また各項目には簡単な解説をほどこしました。参考にしていただけば幸いです。また後世の人々の資料となる写真集にしたいとの思いから、極めて新しい写真も組み入れました。10年後、20年後には、これらも今以上の大きな意味を持つものになるものと確信いたします。
なお、掲載にあたっては提供いただた皆様のご了解を得るなど、できるかぎりの配慮をしたつもです。しかし、私どもの考えの及ばないところでご迷惑がかることがないかという心配もしております。そのような点がございましたらお許し下さい。写真は一葉ずつ事実確認を試みしたが、なかには時代の確認など、不確かなものも含まれております。お気付きの点、御存じのことがございましたら、市史編さん室までお知らせいただければ幸いです。
最後になりましたが、全体を通してご指導いただきました大村進監修者をはじめ、この企画を推進くださった故江袋文男先生、写真収集に多大なご尽力をいただきました市史調査協力員の方々、写真所有に関するアンケートにお答えいただいた皆様、並びに貴重な写真を快くご提供くださった皆様に、心から感謝申し上げます。
    平成4年3月

北本市史編さん室


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