雑木林のあるまち 泉・谷津

社会1 >> 雑木林のあるまち >> 泉・谷津 >>

泉・谷津
荒川の河川敷(かせんしき)に点々と残された「旧流路」には、豊かな自然が今も残されている。市域に見られる蓮沼(はすぬま)や桜土手、大小の沼などがこれにあたる。特に蓮沼は、護岸工事をされることもなく、両岸には竹藪(たけやぶ)とエノキに囲まれており、人間の手の入らない自然の姿をとどめている。トンボ類や水棲昆虫(すいせいこんちゅう)も多く、自然観察の穴場といえる。沼に横たわる枯木(こぼく)には、クサガメが日向(ひなた)ぼっこをしているのんびりした姿を見ることができる。
この他、市内には雑排水(ざっぱいすい)の流れ入ることの少ない社寺の池や、館(やかた)の堀(ほり)が池状となっているところがあり、いずれもメダカやトンボの宝庫となっている。

泉からの流れ 石戸宿 (昭和61年)

105

谷津田Ⅰ 石戸宿 (昭和60年ころ)

106

<< 前のページに戻る