雑木林のあるまち 桜

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1.石戸蒲ザクラ

石戸蒲ザクラⅠ 石戸宿 (明治末ころか年)

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石戸蒲ザクラは、関東地方でもっとも古い桜の一つであり、植物学上からも貴重な桜とされている。大正11年10月12日に国の天然記念物に指定された。この蒲桜は、平安時代の終わりころ石戸に流されたと伝える蒲冠者源範頼(かばのかじゃみなもとののりより)(源頼朝(みなもとのよりとも)の弟)にちなんで名付けられたという。樹齢(じゅれい)は約800年をこえる老木で、現在開花する幹は株分けされた二代目で、エドヒガン桜の一種である。老木のため保存作業を繰(く)り返している。昭和43年には、接木(つぎき)と実生(みしょう)による保存措置がなされ、その一部は県の少年自然の家にも移植されている。

同Ⅱ(明治末ころか)

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同Ⅲ(大正12年ころ)

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