北本の動植物誌 本編 北本市の膜翅類

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北本市の膜翅類
南部敏明
1.はじめに
1990年〜1993年の4年間にわたって北本市の自然についての調査の一つとして,蜂の調査を行った.4年間に調査したのは14回にしかすぎなかったが,牧林功・市川和夫・原勝司・碓井徹・内田正吉各氏の採集した標本を検することができ,これらをまとめて目録を作製した.現在,未整理,未同定の標本が若干あるが,同定できたものは176種である.
埼玉県昆虫談話会の人達により石戸宿の調査が行われ,報告書が出されているが,それには蜂は含まれていない.また,1978年発刊の埼玉県動物誌の「埼玉県の蜂」にも北本の記録はない.今迄北本市で採集する機会がなかったのは,特に興味を引く地域がなかったことによる.今回の調査で北本市に生息する蜂の種類をある程度明らかにすることができたが,すでに良質の自然は石戸宿を除いて殆ど残っておらず,遅きに失した感がある.
同定については次の方々に標本の一部または全部を送り,調べていただいた.
奥谷禎一(広腰亜目〉,上条一昭(コバチ),羽田義任(ハナバチ),山根正気(ドロバチ),清水晃(ベッコウバチ),寺山守(アリ)
以上の方々に厚くお礼申し上げる.また標本を提供していただいた上記の方々にお礼申し上げる.

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