北本の動植物誌 まえがき等 口絵

自然2 >> 北本の動植物誌 >> まえがき等 >> 口絵


北本市長 新井 馨
北本市は、大宮台地の最高海抜地に位置し、その自然は、地形・水・動植物など多くの面で変化と豊かさに富んでおります。本市の自然の豊かさを象徴する地域として石戸宿周辺があげられておりますが、この地域は、埼玉の自然百選において第1位となったことで一躍その名が知られるところとなり、北本自然観察公園・埼玉県自然学習センターの完成に伴い、多くの皆様がこの地を訪れるところとなりました。
さて、このたび刊行される「北本の動植物誌」においては、市内全域を対象として哺乳類や鳥類をはじめとする21分野において調査したデータと、それに基づく考察がおさめられています。この調査において、新種として記録されたものの他に、埼玉県初記録等貴重な記録が300種以上もあったと聞き及んでおり、本市に残された自然の素晴らしさをあらためて実感すると共に、誇りに思う次第でございます。市民の皆様におかれましても、本書を通じ郷土北本の自然の素晴らしさを一層身近に感じていただけるものと確信いたしております。
現在、本市は「緑に囲まれた健康な文化都市」をめざし、様々な事業を行っておりますが、この残された自然と歴史を大切にして、将来に受け継ぐようなお一層努力して行く所存でございます。今後とも市民各位の温かなご支援・ご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
結びに、調査・執筆の中心になってくださった牧林・碓井両氏を始めとする先生方のご尽力に対し、衷心より感謝申し上げお礼のごあいさつといたします。

平成7年2月

<< 前のページに戻る