北本市史 資料編 近代

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発刊のことば
北本市長 新井 馨
昭和五十三年からとりくんでいる北本市史の編さん事業も、関係各位のお骨おりにより、第四巻である『近世資料編』に続き、ここに第五巻の『近代・現代資料編』を刊行することに至りましたことは、ご同慶に存じます。
本書は、明治から北本市制施行をした昭和四十六年までの北本市域に関する資料を収録したものであります。
およそ一世紀にわたるこの時期は、いうまでもなく激動の時代であったことから資料の散逸もまぬがれず、資料の収集には大変なご苦労が伴ったと伺っております。
地方の時代と叫ばれて既に久しくなりますが、地方の時代へのとりくみの中で、先人の歩んだ道のりを把握し、その足跡を正しく理解し、次代に引き継いでいくことも大切なことの一つであると考えます。
本市は「緑に囲まれた健康な文化都市の建設」をめざしておるところでありますが、近代化政策を推進し、現在の北本市誕生までの各方面にわたる資料を収録したこの書が、北本の歴史の解明と、明日の郷土づくりに資することができれば幸甚と存じます。
このような意味において、本書が多くの方々に利用され、活用されますことを期待するものであります。
終わりに、刊行にあたって、貴重な資料を快くご提供していただいた方々、並びに数々の資料の調査・収集にご理解、ご協力を賜わりました方々や、関係諸機関の皆様に、心からお礼を申しあげまして、刊行のことばといたします。
  昭和六十三年三月

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