北本市史 資料編 近代

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第4章 社会生活と文化

第1節 社会生活

3 災害

282 大正十三年(一九二四)八月 震災記念日を前に功労者に感謝状
  (『東京日日新聞』大一三・八・二〇)
   震災記念日を前に
    功労者(及団体六百五十)に感謝状
        知事を通じて総理大臣から
思ひ出はまだ生々しい昨年の九月一日、あの大震災直後京浜地方から難をのがれてなだれ込んだ罹災民に対して、自己の一身一家の安危を打ちわすれひたすらその救済に奔走した県民や又県内罹災者に対して、厚い同情の余り痒い所へ手の届くほどの保護介抱をした特殊功労者へ、内閣総理大臣から適当の感謝慰労のみちを謎ずるやうにと本県知事に「お声がゝり」があったので、知事は社会課に命じてその功労者調査をいそがせ社会課で馬力をかけた結果漸く調査完了したが、その特殊功労者及びその団体は六百五十に達し、近く知事の名をもって感謝状をおくり総理大臣の謝意を伝達する筈であるといふ
     感謝状
客年九月一日関東地方に於ける大震災に際して団体又は個人とし、所在同胞相愛の至情を発揮して応急救護に貢献せられ、官公衙の施設と相俟って克く災後の措置を愆らず、今や著しく罹災地方復興の促進を見るに至りたるは衷心感謝に禁へざる旨、内閣総理大臣より通牒有之候に付、茲に右趣旨及伝達候也
           埼玉県知事 斉藤 守圀
◇北足立 △中丸消防組△中丸分会△中丸青年団△谷田消防△谷田分会△谷田青年団△谷田処女会△横曽根青年団△桶川青年団△桶川分会△桶川処女会△小針分会△白子青年団△小針青年団△片山救護団△木崎救護団△草加共愛会△谷塚救護班△大宮救護所△鴻巣町役場△井口貞亮△埼玉県医師会△同神職会△同尚武義会△県農会△同産婆会△理髪連合会△県教育会△県衛生協会△共済会△山林会△赤十字支部△鴻巣消防△鴻巣分会△同青年団〇鴻友会△小林常重△桶川消防△石田彦一郎△河野常五郎△片山栄吉△新井吉雄△高橋新之助△遠山雄太郎△鈴木慶之助△小林乗滋△浦和消防聠合△与野消防△木崎同△膝折同△片山消防△角田理治△高橋寛一 △青木金一 △飯野孝治△一伊藤直次郎△阿部儀一郎△河合好司△山田豊吉△山野喜兵衛△高野与惣松△中沢新二郎△長倉敏一△南平柳青年団農村支部

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