北本市の埋蔵文化財
宮岡氷川神社前遺跡発掘調査報告
早川智明 吉川国男 石井幸雄
岩井住男 土肥 孝
5.遺物
土器
(2)第2次調査地点出土の土器
無文の粗製土器である。口縁は、平縁でごくわずかに内傾する深鉢になる。2は口縁部破片であるが、口唇部がうすくとがっている。これに対し、 3~6はおりかえし口縁が見られる。どれも粗雑に作られており、器表面に輪積みのあとがみられる。色調は、黄褐色・褐色等を呈しているが、表面にススの付着するものもある。焼成は良い。
第17図 第二地点出土の第十~十三類土器拓本