北本市の埋蔵文化財

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北本市の遺跡と遺物

北袋遺跡群

7.北袋遺跡Ⅵ 大字高尾2029~2033
北袋遺跡Ⅵに南接しており、立地も同遺跡とほとんど同様である。現状は山林、ており、西風を真向うから受けている。畑、果樹園となっており、西風を真向から受けている。
遺物は、80×100メートルにわたってかなり稠密に分布しており、その種類としては、繩文前期の繊維系土器、同中期の勝坂式・阿玉台式・加曾利E式土器、弥生式土器、土師器、須恵器、埴輪などがあげられる。
これらの遺物から、この遺跡は繩文時代から古墳時代にかけての集落跡から成っているものと推察されるし、埴輪や須恵器などが分布しているところから、現在ではマウンドは見られないが、古墳址があるのではないかと思われる。
この遺跡は、背後の支谷が立地条件に寄与しているというよりは、西面する荒り||の低地帯にかかわりを多くもっていたものと考えられる。

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