7コースガイド
①北本自然観察公園コース
夏 石戸宿の四季
ここ石戸宿や高尾は湿地植物や動物の宝庫。宝石のようなミドリシジミ、夕暮れ時に乱舞するギンヤンマの大群、城ケ谷堤の桜の木に見られるセミの羽化等、豊かな自然がいっぱいである。
チョウ
▲観察会
春4月、里山がようやくやわらかな若葉の緑におおわれるころ、多くの蝶も出現をはじめる。市内では60種が確認されている。3月末、エドヒガンザクラが満開になるころ、遊歩道ぞいではベニシジミやルリシジミがタンポポの蜜を吸い、林縁をツマキチョウが飛び交う。5月になると、エノキにゴマダラチョウが発生し、柳の
梢ではコムラサキが紫色の羽をきらめかせる。6月は県の蝶に指定された金緑色に輝く宝石のようなミドリシジミの季節だ。一夜堤近くの通称双子のハンノキ付近に多い。夏場から秋口にかけては、蝶の種類や個体数も多く、平野部で観察例の少なくなった大型ヒョウモンチョウの仲間も観察される。やがて11月、成虫で越冬するキチョウやタテハチョウ類を最後に谷津の
華麗な
精たちもその終わりを迎える。
チョウと食草
主なチョウの出現期
▲ミドリシジミ
ミドリシジミの斑紋タイプ