北本のむかしといま Ⅳ 大江戸を支えた村むら
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Ⅳ大江戸を支えた村むら
2 村と農民
①石戸宿村牧野氏の領地となった石戸領二一か村の本村で、古くはこのあたりを石戸郷といったという。石戸は、もともとは「石津」といったらしい。津は船着き場のことで、荒川の渡し舟がこのあたりにあったことから、この名になったという。寛政六年(一七九四)新たに耕地を開き、その地は幕府領となる。十九世紀初めごろ(化政期)の家数は一〇五軒である。

写真65 現在の石戸宿
(石戸宿6丁目)