北本の文化財

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【高尾カタクリ自生地】

指定
市指定
種別
天然記念物
指定年月日
平成8年8月28日
所在地
高尾6-320-1他

カタクリはユリ科の多年草で、丘陵地の斜面に自生する。地下深くに鱗形をもち、早春、花茎を伸ばし紫紅色の花をつける。鱗形をすりつぶした澱粉が、質のよい本来のカタクリ粉である。
当自生地は荒川低地に開口する小支谷の北側斜面に位置し、大宮台地では唯一の自生地である。
斜面株はコナラ・イヌシデによって構成され、台地裾の湧水によって豊かな自然環境を維持している。カタクリ以外にもニリンソウ・ヤマユリ・カテンソウ・イヌショウマ・シュンラン等の生育も確認されており、希少となった植物群の自生地として貴重である。

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