中井遺跡第3次調査・下宿遺跡第6次調査 調査の契機と経過

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第1章 調査の契機と経過

第1節 調査に至るまでの経過

中井遺跡第3次調査
平成20年12月19日、北本市高尾6丁目128番地1の個人専用住宅の建設に先立ち、事業主体者である新井一男氏より北本市教育委員会教育長宛てに「埋蔵文化財の所在の有無及びその取扱いについて」が提出された。建設予定地は中井遺跡(No.16-008)内に位置しているため、埋蔵文化財の範囲確認調査が必要である旨を説明し、平成21年2月3日にこれを実施した。調査の結果、縄文時代・平安時代・中世のものと考えられる遺構等を確認したため、遺構の保存に向けて新井氏と協議を行った。その結果、表土層が薄く、住宅の基礎工事及び配管工事等における埋蔵文化財への影響が大きいことが明らかとなったが、計画の変更は困難と判断された。平成21年5月18日、新井氏より埼玉県教育委員会教育長宛てに文化財保護法第93条に基づく「埋蔵文化財発掘届」が提出され、遺跡の保存に関する協議内容を含め、北本市教育委員会は平成21年5月25日付けで「埋蔵文化財発掘届」を埼玉県教育委員会に進達した。これを受けて、埼玉県教育委員会教育長より平成21年6月9日付け教生文第4-178号「周知の埋蔵文化財における土木工事について(通知)」にて、工事着手前に発掘調査が必要である旨の通知があった。また、北本市教育委員会は平成21年5月25日付け北教生発第45号で文化財保護法第99条に基づく「埋蔵文化財発掘調査の通知」を埼玉県教育委員会教育長へ提出した。
発掘調査は、平成21年6月9日から7月31日にかけて実施した。

下宿遺跡第6次調査
平成20年11月5日、北本市石戸宿5丁目93番地1の個人専用住宅の建設に先立ち、事業主体者である鈴木貞雄氏より北本市教育委員会教育長宛てに「埋蔵文化財の所在の有無及びその取扱いについて」が提出された。建設予定地は下宿遺跡(№16-071)内に位置しているため、埋蔵文化財の範囲確認調査が必要である旨を説明し、平成21年3月31日にこれを実施した。調査の結果、古墳時代の住居跡と考えられる遺構等を確認したため、遺構の保存に向けて鈴木氏と協議を行った。その結果、表土層が薄く、住宅の基礎工事及び配管工事等における埋蔵文化財への影響が大きいことが明らかとなったが、計画の変更は困難と判断された。平成21年5月19日、鈴木氏より埼玉県教育委員会教育長宛てに文化財保護法第93条に基づく「埋蔵文化財発掘届」が提出され、遺跡の保存に関する協議内容を含め、北本市教育委員会は平成21年5月25日付けで「埋蔵文化財発掘届」を埼玉県教育委員会に進達した。これを受けて、埼玉県教育委員会教育長より平成21年6月9日付け教生文第4-179号「周知の埋蔵文化財における土木工事について(通知)」にて、工事着手前に発掘調査が必要である旨の通知があった。また、北本市教育委員会は平成21年5月25日付け北教生発第32号で文化財保護法第99条に基づく「埋蔵文化財発掘調査の通知」を埼玉県教育委員会教育長へ提出した。
発掘調査は、平成21年5月27日から8月5日にかけて実施した。

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