きたもと子ども漫画館(上巻)
社会1 >> きたもと子ども漫画館(上巻)
北本歴史
豆辞典
②
古代から中世へ
武士が
活躍する
中世の
時代になってから、
農民の
生活で
大きく
変化したことといえば、
農業技術が
向上して、
貨幣による
流通・
経済も
発達したことだろうね。
田畑を
耕したり
荷物を
運搬するには、もっぱら
牛や
馬が
使われるようになったし、また
肥料も
利用されるようになって
生産力はグーンとアップしたんだ。このため、
中世以降は
麦を
裏作とする
二毛作が
行われるようになったというよ。
農産物が
出回るようになると、それにともなって
商品や、
物を
売り
買いする
定期市が
開かれるようになったんだ。
戦国時代には、
市は
月に6
日間、5
日に
一度ずつ
決まった
日に
開かれて、これは「
六斎市」と
呼ばれていたんだ。
埼玉県域では、かうのす(
北本市・
鴻巣市)、いつきほり(
桶川市)、
井草宿(
川島町)の
市が
有名だね。
市内石戸宿でも
年4
回市が
開かれていたんだよ。これは
周辺の
鴻巣、
桶川などの
六齋市の
崩れた
形とも
考えられるね。
小名(
小地区の
地名)にも
横田市場などがあるのは
市が
開かれていた
名残りだろうね。
市場で
取引された
商品といえば「
酒、
塩、
木綿、
米」などがあるよ。
当時とうじ、
商品しょうひんの
売買ばいばいには、
米こめなどの
現物げんぶつに
代かわって
貨幣かへい(
中国ちゅうごくのお
金かね)が
多おおく
用もちいられるようになっていたようだ。
年貢ねんぐについても
年貢米ねんぐまいを
市いちで
銭ぜにに
替かえて
納おさめるようになっていったんだ。
<< 前のページに戻る
↑