北本の守り札
社会2 >> 北本の守り札
本書に収録した「守札」は、まさにそうした民家の解体に伴って発見され、市教育委員会へご寄贈いただいた資料を中心に整理したものです。平成一ニ年度から平成一四年度にかけて、守札が市内の石戸宿、本宿、荒井地区の旧家から次々と発見され、その数は一八四三点という膨大な数にのぼります。これら守札の一枚一枚には、当時の人々の様々な願いや祈りが込められており、当時の信仰の実態をうかがい知る上でとても重要な資料群ということができます。
(本書「刊行に寄せて」より引用)