北本市史 資料編 近世

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発刊のことば
北本市長 大護俊英
この度、『北本市史近世資料編』が川行されるにあたり、ここに関係者各位のひとかたならぬご尽力に対し深く感謝申しあげる次第であります。
首都圏四〇〜四五キロメートルに位置する本市は、交通の至便性と併せて自然環境に恵まれた住宅都市として発展してきました。年々人口が増加し都市化の進行する中にあって、昭和四六年一一月三日、埼玉県の三三番目の市として市制を施行し、「緑に囲まれた健康な文化都市の建設」をめざして街づくりを推進しているところであります。
北本市史編さん事業は、急激な都市化の影響により貴重な資料が散逸する恐れがあるため、昭和五三年度から着手してまいりました。
私たちの住む北本は、時を経て積み重ねられてきた先人の努力と英知によるものであり、過去の歴史をひもとき、先人の足跡を正しく理解し、また、歴史的遺産、文化的遺産を大切に保ち、次代に引き継いでいくことが、将来の北本市の発展に意義あるものと思います。
「近世資料編」は、主として江戸時代が中心で、北本の社会生活や市民文化の基盤づくりがなされた時代といっても過言ではないと思います。
近世の文書は難解なところが多いと思いますが、たくさんの市民の方々にご覧いただき、先人の記録にふれ、北本の歴史の解明と明日の郷土づくりに資することができれば幸甚に存じます。
おわりに、本編の刊行にあたって、貴重な資料を快くご提供していただいた方々、並びに数々の資料の調査・収集にご理解ご協力を賜りました皆さまに心から御礼申しあげまして刊行のことばといたします。

  昭和六二年三月

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