第3章 街道と河岸

第1節 街道

3　桶川宿助郷

183　享保二十一年（一七三六）正月 桶川宿御伝馬通帳
　　(下石戸上　吉田眞士家文書三九九）
(表紙）
「　　丙享保二十一
　桶川宿助□□
　　辰正月吉
　　　　　　　　　　」
　　覚
馬四疋　人足三人　源三郎　辰正月十一日
覚
人足三人　馬四疋　甚右衛門㊞　正月十七日
覚
人足三人　馬四疋　太郎兵衛㊞　正月廿四日　
覚
馬四疋　人足三人
右酒井雅楽頭様御家中其外御通相延返申候、以上
　　　　　　　　惣兵衛㊞　二月朔日
覚
馬四疋　人足三人　甚右衛門㊞　二月五日
覚
馬四疋　人足三人　太郎兵衛㊞　二月十九日
覚
人足三人　馬四疋　惣兵衛㊞　二月廿五日
覚
人足三人　馬四疋　甚右衛門㊞　三月三日
覚
人足三人　馬四疋　惣兵衛㊞　三月七日
覚
人足壱人馬五疋
尾州様御荷物御通相延返し申候、以上
　　　　　　　　太郎兵衛㊞　三月十一日
覚
馬七疋　人足三人　甚右衛門㊞　三月十五日　
覚
人足五人　馬六疋　源三郎㊞　三月廿二日
覚
人足五人　馬六疋　甚右衛門㊞　三月廿六日
覚
人足五人　馬六疋　惣兵衛㊞　三月廿九日
覚
人足五人　馬六疋　惣兵衛㊞　四月朔日
覚
人足五人　馬六疋　源三郎　四月三日
覚
人足五　人馬六疋　太郎兵衛㊞　四月五日　
覚
馬六疋　人足五人　太郎兵衛㊞　四月六日
覚
馬六疋　人足五人　甚右衛門㊞　四月九日
覚
馬七疋　人足三人　源三郎㊞　四月十六日
覚
人足三人　馬七疋　太郎兵衛㊞　四月十九日
覚
馬七疋　人足三人　甚右衛門㊞　四月廿二日
覚
人足三人　馬七疋　惣兵衛㊞　四月廿五日
覚
人足三人　馬七疋　源三郎㊞　四月廿七日
覚
人足五人　馬六疋
松平加賀守様御家中
其外御先触御荷物御通相延相返候、以上
　　　　　　　　　太郎兵衛㊞　四月廿九日
覚
人足五人　馬六疋　甚右衛門㊞　五月四日
覚
人足三人　馬七疋　惣兵衛㊞　五月八日
覚
馬六疋　人足五人　太郎兵衛㊞　五月十二日　
覚
人足三人　馬七疋
世良田
御用御衆中□方其外御先触御荷物御通相延相返し候、以上
　　　　　　　　　源三郎　五月廿二日
覚
人足五人　馬六疋　太郎兵衛㊞　五月廿六日
覚
人足六人　馬六疋
松平越中守様
其外御先触御荷物御通相延相返申候、以上
　　　　　　　　　甚右衛門㊞　五月廿九日
覚
堀美濃守様
本田伊勢守様
其外御先触御荷物御通相延相返し申候、以上
　　　　　　　　　源三郎　五月晦日
覚
人足六人　馬八疋
松平越中守様
内藤左京様
其外御通ニ遣候分
　　　　　　　　　惣兵衛㊞　六月朔日
覚
人足六人　馬八疋
諏訪因幡守様其外御通ニ遣候分　
　　　　　　　　　惣兵衛㊞　六月二日
覚
人足四人　馬九疋
堀美濃守様御通相延相返し申候分
　　　　　　　　　源三郎　六月三日
覚
人足四人　馬九疋
松平出雲守様御家中
其外御先触御荷物川々満水故相延相返し申候分
　　　　　　　　　源三郎　六月四日
覚
人足五人　馬六疋
井伊掃部頭様御荷物
其外御先触御荷物相延相返し申候分
　　　　　　　　　太郎兵衛㊞　六月八日
覚
人足三人　馬七疋
松平加賀守様御家中
其外御先触御荷物御通相延相返し候分
　　　　　　　　　甚右衛門㊞　六月十一日
覚
人足五人　馬六疋　太郎兵衛㊞　六月十五日
覚
人足拾七人
右ハ
上州世良田
御宮御用御荷物其外御通ニ遣申候分
　　　　　　　　　太郎兵衛㊞　六月十六日
覚
人足五人　馬六疋　惣兵衛㊞　六月十九日
覚
人足五人　馬六疋　太郎兵衛㊞　六月廿一日
覚
人足五人　馬六疋
松平加賀守様御家中
其外御先触御荷物御通相延相返申候分
　　　　　　　　　甚右衛門㊞　六月廿七日
覚
人足五人　馬六疋　太郎兵衛㊞　七月朔日
覚
人足五人　馬六疋
松平加賀守様御家中
其外御先触御荷物御通相延相返シ申候分
　　　　　　　　　甚右衛門㊞　七月五日
覚
馬七疋　人足三人
右ハ加州様御家中御先触御荷物御通相返
　　　　　　　　　源三郎　七月十一日
覚
馬七疋　人足三人　太郎兵衛　七月十三日
覚
馬七疋　人足三人
右ハ
加州様御荷物其外御先触御荷物御通相返申候、以上
　　　　　　　　　太郎兵衛㊞　七月十五日
覚
馬拾壱疋　人足六人
右ハ
松平加賀守様御通り其外御通遣申候、以上
覚
馬六疋　人足五人　甚右衛門㊞　七月十七日
覚
馬六疋　人足五人　甚右衛門㊞　七月十八日
覚
馬六疋　人足五人　太郎兵衛㊞　七月廿三日
覚
馬六疋　人足五人　甚右衛門㊞　七月廿八日
覚
人足三人　馬七疋　源三郎　八月朔日
覚
人足四人　馬九疋
松平出雲守様其外御通ニ遣候分
　　　　　　　　　太郎兵衛　八月三日
覚
人足五人馬六疋
金森兵部少輔様御家中
其外御先触御荷物御通相延相返し候分
　　　　　　　　　太郎兵衛　八月五日
覚
人足三人　馬七疋
右ハ
松平加賀守様御家中
其外御先触御荷物御通り相延相返し候分
　　　　　　　　　惣兵衛㊞　八月十日
覚
人足五人　馬六疋　源三郎㊞　八月十四日
覚
馬六疋人足五人　惣兵衛㊞　八月廿一日　
覚
馬七疋人足三人　惣兵衛㊞　八月廿三日
覚
人足五人　馬六疋
池田新兵衛様
松平加賀守様御家中
其外御先触御荷物御通相延相返し候分
　　　　　　　　　太郎兵衛　八月廿九日
覚
人足五人　馬六疋　惣兵衛㊞　九月三日
覚
人足五人　馬六疋　源三郎　九月六日
覚
人足五人　馬六疋　太郎兵衛㊞　九月十日
覚
人足五人　馬六疋　甚右衛門㊞　九月十三日
覚
人足五人　馬六疋　甚右衛門㊞　九月十四日
覚
人足三人　馬七疋　源三郎㊞　九月廿日
覚
人足五人　馬六疋　甚右衛門㊞　九月廿五日
覚
人足五人　馬六疋　惣兵衛㊞　九月廿八日
覚
人足五人　馬六疋　源三郎　十月朔日
覚　
人足五人　馬六疋　源三郎　十月三日
覚
人足五人　馬六疋　太郎兵衛　十月五日
覚
人足六人　馬拾壱疋
松平勝丸様御通ーー遣候
　　　　　　　　　太郎兵衛　十月六日
覚
人足五人　馬六疋　太郎兵衛　十月六日
覚
人足五人　馬六疋　甚右衛門　十月八日
覚
人足五人　馬六疋　惣兵衛㊞　十月十日
覚
人足三人　馬七疋　源三郎㊞　十月十五日
覚
人足五人　馬六疋　甚右衛門　十月十九日
覚
人足三人　馬七疋
阿部豊後守様其外御通ニ遣候分
　　　　　　　　　惣兵衛　十月廿三日
覚
人足五人　馬六疋
松平加賀守様御家中御通相延相返し候分
　　　　　　　　　太郎兵衛㊞　十月廿八日
覚
人足五人　馬六疋　惣兵衛㊞　十一月六日
覚
人足三人　馬四疋　太郎兵衛　十一月十二日
覚
人足三人　馬四疋
松平加賀守様御家中
其外御先触御荷物御通相延相返し候分
　　　　　　　　　惣兵衛　十一月十九日
覚
人足五人　馬六疋
内藤山城守様其外御通ニ遣候分
　　　　　　　　　太郎兵衛㊞　十一月廿五日
覚
人足三人　馬四疋　惣兵衛　十一月廿八日
覚
人足三人　馬四疋
松平加賀守様御家中御通相延相返し候分
　　　　　　　　　太郎兵衛　十二月三日
覚
人足三人　馬四疋　源三郎㊞　十二月十日
覚
人足三人　馬四疋　惣兵衛　十二月十五日
覚
人足三人　馬四疋　太郎兵衛㊞　十二月廿一日
覚
人足三人　馬四疋　惣兵衛㊞　十二月廿五日　
覚
人足三人　馬四疋　太郎兵衛　十二月廿九日
解説　この資料は、享保二十一年(一七三六)桶川宿定助郷村である下石戸上村の御伝馬通帳である。
これによれば、定助郷村は年間九〇日、四日に一度の割合で桶川宿助郷として詰めていることになり、馬〆て、五二五疋、人足三八七人の負担である。一日平均馬六疋弱、人足四人強の割合となる。
なお、下石戸上の吉田眞士家に伝わる伝馬通帳は、この他に一三冊あり、いずれもこの資料よりも新しいものである。