北本市史 資料編 近代

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第1章 政治・行政

第2節 石戸村と中丸村の成立

2 政党と選挙

52 明治四十四年(一九一一)十二月 町村制改正後の中丸村会議員補欠選挙
  (『埼玉新報』明一四・一二・二二)
    新制以来初めての村議選挙
北足立郡中丸村は村会議員定員十二名の処、一級議員清水和三郎氏は死亡、二級議員山本丑太郎氏は事故退職にて補欠選挙を為すの止むなきに至り、一昨日廿日同村役場内に補欠選挙会を開きたるが、改正町村制実施以来の選挙にして従来とは全然趣を異にし、有権者七分一以上の得票点を得ざれば当選し難く、シカモ投票は単記無記名なれば見当付き難く、為めに投票管理者も余程苦心したる向なるが、幸に準備の行き渉りたる為め無事選挙会を閉ぢ、二級は鈴木丈助・一級は吉野房次郎の両氏当選したりと、尚今回注意すべきは、客年九月省令第十号にて村議名簿及選挙録等悉く改正せられ極めて面倒に立至れりと云う

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