北本市史 資料編 近代

全般 >> 北本市史 >> 資料編 >> 近代

第2章 産業・経済

第1節 近代初期の農業と水利

3 産業組合の設立と石戸農会の結成

105 明治四十四年(一九一一) 七月中丸村産業組合設立
  (『国民新聞』明四四・七・一三)
   中丸村産業組合成る
北足立郡中丸村は田地少く畑地大部分を占むるを以て麦作及甘蔣の栽培に力を竭し、麦作の如きは近年農会活動の効にて好成績を示し、又副業は養蚕製茶並に桑苗木の栽培を為せるより肥料購入・労役等の資本を要すること急なるゆえ、郡会議員加藤隆次郎其他の有力者主催となり信用販売購買組合を設立すべく計画を為し、同村加藤仙次郎外二百五名より其筋に申請中の処、昨日知事より認可の指令ありたるとか、本県に於て斯の如く多数が一致して産業組合を設立するは之を以て嚆矢となすと

<< 前のページに戻る