北本市史 資料編 現代

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第5章 変貌する社会

第4節 人口増と住宅建設

137 昭和三十八(一九六三)年十月 集団住宅の進出
  (『埼玉新聞』昭三八・一〇・一七)
 明年中に二百五十戸中央地産住宅部で造成
       きょう盛大に地鎮祭
主要都市の人口がふくれあがるにつれ、住宅の確保が最近深刻な問題となっている。そのため、周辺近郊都市へは、タコの足のように都心から住宅はもちろん、工場の進出が目立っている。
チサングリーンタウンが建設されるのは高崎線・北本駅から東へ徒歩で十二分の所。十七号国道と同バイパス線との中間にあり、文字どおり緑に囲まれた快適の地。正確にいうと北本町丸(中脱カ)西一九八七〜二〇一三番地にまたがる約四・五平方キロメートルの土地に二百五十戸の住宅街が出現するわけだ。もともと北本町は三十四年十一月三日に町制を施行した新興地区で、駅周辺には人家が密集、最近は各種工場の進出も目ざましい都市的形態を備え、高崎線のほかバス網が発達しており、都心への交通も便利である。
中央地産の計画によれば、第一次計画二百五十戸建設は、次のように三期に分かれている。
一期=九十戸。着工は十一月二十日で、完成は三十九年二月。
二期=八十戸。三十九年三月一日着工、同年六月三十日完成。
三期=八十戸。三十九年八月一日着工。同年十一月三十日完成。
販売期間は三十九年一月二十日から同六月三十日までとなっている。
第二次計画は、目下具体的な検討をいそいでいるが、用地はすでに第一次計画建設用地の隣に二・三平方キロメートルほど買収してある。

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