一、　議員・議長として

古市場の圃場整理について
農水省の圃場整備の補助金を得て、古市場の圃場整理事業が実施された。最後の段階で換地問題で大もめにもめてしまった。町長に調整を依頼したが見通しが立たず、地区組織がこわれるとの事で地区長と地区の長老が見えられ、議長に調整をお願いしたいとの申入れがあった。
すると早速議会事務局長の堀口清一郎氏からクレームがついた。
「議長、圃場整理は行政の問題ですよ。町長が出来なければ仕方ないですが、若し乗出して不調に終れば議長の責任を問われかねない様なことになると困りますから。」と云われた。
そこで一応関係者に会って可能性を調べてみようと云う事になり、関係者一同と話し合うこととした。
一、不満関係者の理由
一、優遇換地の通知を受けた者の立場
一、組合長の希望裁定の腹案
一、其の他関連場所の有無等
充分話し合った結果、解決出来そうなので、堀口氏にも報告した。
それから、県の区画整理事務所へ行き話し合った。
「一応決めたものは押し通すしかなく関連問題でさわぎ出すと取りまとめのなる。」との事で早速帰って関係者を呼び裁定原案を示し了承された。
そこで全員から委任状をとり確認した上、再度区画整理事務所を訪れたが、そこは県の出先機関、指導業務も行っているので変更を申し入れた。すると「我々は変更はしたくないがこの件については希望を入れます。」との返事であった。
「然し、もめた時は誰が責任を持ちますか。」
「不肖、岡本が責任を持ちます。」と云って申し入れた。翌日、新裁定による換地に抗を入れかえて結着をつけた。
組合長から大変感謝され記念碑を立てるにつき、裏の由来記の碑文を書いてくれとのことで私が書いた。生涯の光栄と感じ深く感謝している。