一、　議員・議長として

社会教育委員長として
昭和六十一年、社会教育委員を委嘱された。考えてもみない分野なので驚いたが一応お受けした。それは委員が殆んど新任の為、チームワーク造りの座長役として委嘱されたらしかったからである。
初会合後、新任者許りの為勉強会を開こうと云うことになった。しかし、社会教育の会合は年四回と決められていた。
従って他の会合についての費用は出ないことを確認し、八回分の通知は私の名前で通知し、毎月例会を開いた。色々な意見が出て面白かった。
私はし尿処理場を作る時、進入路へ桜を植えたいと思って来た。
かって京都の分限者で桜の収集家、田中藤ェ門氏を尋ね種類の違う桜の苗、百五十種位の桜をゆずって貰い、桜の展覧会を一望の下に見られれば良いなと考えていた。田中氏はあの京都丸山公園の枝垂桜を寄附した人である。
こんな希望を持ったこともあったので、この話を持ち出した処、皆も大乗気で取り上げ種々相談の上、桜の町としての北本市の構想を取りまとめ教育委員会を通じ市へ建議した。
市にも喜ばれ早速作成中の市の中期計画にものせていただいた。
大正十一年、文化財に指定された石戸の蒲桜も大変弱って来ていたので活性化をはかると共に二代目養成事業を起こした。
現在、育苗中である。