実録まちづくりにかける集団

北本この人 >> 実録まちづくりにかける集団

第1編 何にも勝る体験学習

社会教育のまち北本
昭和五十八年から平成十年にかけて、北本市が取り組んだ社会教育委員の活動は目覚しいものであった。岡本枩治・工藤日出夫・菱沼憲義・安田真二・渡辺憲文・平田正昭といった面々を中心とした十五人の委員たちは、それぞれもてる力を出し合い、新しい時代を築いていった。
市教育委員会から出される会議案件は、ほとんどが追認するだけのものであったことから、お飾り的委員でいることに我慢ができず、独自で勉強会を続けた。学習を続ける中から、毎年一件ずつの建議・提言・提案・意見具申等を提出し、市行政に揺さぶりをかけると同時に県内はもちろん、関東甲信越にもその活動を発表しつづけ、あっという間に「社会教育の先進地」として知れ渡るようになった。
また、学習を続けるためのテーマを「桜」として、このことを中心にさまざまな活動を展開した。日本に誇れる桜のまちづくりを目指し、全国各地にある有名な桜の名所を訪ね、北本市の新しいまちづくりのあるべき姿を探った。

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