序
北本市長　新 井 馨
北本市は、市の木「桜」に象徵されるように、豊かな自然と多くの歴史が残された街です。この先人から受け継がれてきている恵まれた自然と歴史は、市の貴重な財産として未来へ引き継いでいかなければなりません。
いま北本市は、市制施行二十四年を経ていよいよ充実し、「緑にかこまれた健康な文化都市」として順調に発展をしております。
間近かにせまった二十一世紀への架け橋となるこの時期に、さらに魅力ある北本市をつくるために、市民の英知を結集して努力していかなければと存じております。
このたび刊行の「北本のむかしといま」は、北本の歴史のあらましをまとめた、いわば北本市史の縮刷、普及版ともいえるものです。市民に広く愛読され、郷土に対する理解と認識を深め、これからの街づくりの指標になれば幸いと願っております。
本書を通じて、郷土北本をすばらしい文化都市にするために、この豊かな自然と歴史を大切にし、「共に緑を守り、助けあい、学びあうまち」を合言葉に、今後とも努力していく所存でありますので、市民の皆様の限りないご協力をお願い申し上げます。
　　平成八年三月