北本のむかしといま まえがき等

社会1 >> 北本のむかしといま

監修にあたって
    北本市史監修者 大 村  進
北本市史の編さん事業が、市民の皆様の絶大なる御支援と関係各位の御理解、御協力により発足して早くも一七年の歳月がすぎました。この間「市史本編六巻七冊」、 「調査報告書一七冊」、別冊編として「北本のむかしばなし」、写真集「雑木林のあるまち」、 「きたもと子ども漫画館」上下巻、「北本の動植物誌」、自然ハンドブック「谷津ものがたり」、復刻版「石戸村郷土誌」、 「郷土読本」の刊行を行い、この編さん事業もいよいよ大詰めの段階を迎え、本年度の「北本市史総年表」、「北本のむかしといま」の刊行をもって終止符を打つことになりました。
この普及版「北本のむかしといま」は、今までの成果を踏まえ、市民の方々により読みやすく親しみやすい市史を念頭において、写真や図版を多く載せ理解し易い編集に努めました。本書をひもとくことによって、手軽に北本を中心にした周辺の自然や原始・古代から近現代に至る歩みが身に付くことでしょう。
現在、北本の人口は、七万人を超えました。その多くは、市外出身の方々と聞いております。
皆様に是非読んでいただき「さくらと歴史の郷」である北本の歴史と文化に対する理解を深められるとともに愛郷心の涵養に役立てていただければ幸いに存じます。
「歳月人を待たず」と申しますが、この一七年間に初代監修者として市史編さん委員長を務められた江袋文男先生、第二代編さん委員長斉藤邦康先生、編さん委員として折あるごとにご指導くださった福島章先生の御三方が鬼籍に入られました。ここにつつしんでご冥福をお祈りするとともに深甚なる哀悼の意を込めて市史刊行の終了することを御報告すると共に、長く御苦労をおかけした編集関係各位と事務局に対し、厚く御礼申し上げます。
  平成八年三月

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