北本の絵馬

社会3 >> 北本の絵馬

【観音堂大絵馬】

酒造り図 (90㎝×133㎝)

群馬図 (62.5㎝×88.5㎝)

味噌観音の名で親しまれている荒井の観音堂は、醸造業者によって古くから信仰されてきたお堂である。堂内には色彩もあざやかな「酒造り図」「群馬図」「雉図」の大絵馬が奉納されている。これらは、いずれも明和五年(1768)に奉納されたもので、江戸中期の作例として貴重なものである。酒造り図は、右半部に酒しぼりの光景を、左半部に聞き酒・商売の光景を描いたもので、当時の生活の一端が伺える。


雉図 (62.5㎝×89.5㎝)

群馬図は、赤・白・黒毛の馬五頭が、桜の古木の前を流れる川のせせらぎに群れている図である。
雉図は、牡丹と雄雌一対の雉が向かいあっている図柄で、県内でも他に例がなく珍しい作例である。
なお、この三枚の絵馬は、市の有形民俗文化財に指定されている。


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