谷津ものがたり 観察・採集に挑戦してみよう

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観察・採集に挑戦してみよう

チョウの採り方

季節・天候・時間帯によってみられるチョウに違いがある。これらを知ることが重要だ。また採集するときはネットの振り方にもコツがある。チョウの住む場所を知ることも大切だ。草木の種類が多いところほどチョウの種類も多い。野原・堤防・雑木林などがよい。チョウの発生期は地域や種類によって違うが一般的に梅雨時つゆどきから夏休みがベストシーズンである。ただし春だけいるものや、秋に多いものもいる。チョウが飛ぶのは晴れて風がない日や、蒸し暑い日である。早朝や夕方活動するものもいる。

花(植物)に集まるチョウ
特定の花に特定のチョウが集まる。その組み合わせを覚えれば楽しみも増す。
  • アゲハ………………ミカン、サンショウ
  • アオスジアゲハ……クス、ヤブニッケイ
  • モンシロチョウ……キャベツ、アブラナ
  • キチョウ……………ネ厶ノキ、キハギ
  • ヤマトシジミ………カタバミ
  • ベニシジミ…………スイバ、ギシギシ

樹液じゅえきに集まるチョウ
クヌギの樹液にはタテハチョウやヒカゲチョウが集まる。果物の皮を道に置くと発酵はっこうした頃にチョウが集まってくる。

木立にいるチョウ
ミドリシジミの仲間は朝夕だけ活動し、日中は木の葉の上でじっとしている。ハンノキ、クヌギ、コナラを揺すると驚いて飛び立つ。

ネットの使い方
あみは振り回すものではない。チョウの動きに合わせてゆっくり、優美ゆうびに扱うのがよい。チョウも警戒けいかいしているから気付かれないように網を近付ける。チョウを網に入れたら、柄を回して網を巻き、逃げられないようにする。

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