谷津ものがたり 7コースガイド

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7コースガイド

⑥雑木林(中央緑地)コース

〔参考タイ厶〕●所要時間 1時間40分
駅東口——1.6㎞中央緑地北入口——0.5㎞中央緑地南入口——1.3㎞市史編さん室——0.4㎞南小学校——1.8㎞駅西口

《概要》J R高崎線沿線に唯一残る貴重な雑木林を保全するために、市はこれまでに沿線の東側の中丸1丁目地域を中心に買収を進めてきた。平成6年4月には、散策路が設けられ、市民のだれもが自然に親しめる緑地空間として利用できるようになった。
コースガイド
駅東口から中山道を桶川方面(南)に進む。左手に天神社てんじんしゃ多聞寺たもんじを見ながら、しばらく進むと右手に茅葺き屋根の大きな家が見えてくる。この辺りから桶川方面にかけて五百メートルは、中山道本宿の旧跡の地である。やがて、右手に不思議な形をしたH形のカシの木が見えてくる。かつての、立場茶屋たてばちゃやがあった付近である。この交差点で西に折れJ Rの線路方面に向かい南大通線をくぐり、しばらく進むとやがて北本中央緑地に着く。
クヌギやコナラ、アカマツなどを主とした雑木林で、散策路が設けられている。北側の入口付近には、ベンチや水飲場、コイル式の遊具、トイレなどもあって、家族づれでの散策や自然観察に適した場所である。緑地の中ほどの木々には、巣箱が取り付けられ、四季を通じて野鳥の姿を見ることができる。8月下旬、落葉小高木のゴンズイの実が真っ赤に熟し、雑木林に彩りをそえている。「第一下原踏切だいいちしもはらふみきり」を横断すると右手に雑木林、左手にアカマツ林が広がっている。このアカマツ林では、五月下旬、近年激減しているハルゼミの声を聞くことができる。このアカマツ林のトンネルを抜けると東原公園ひがしはらこうえん。公園内には、ベンチ・水飲場・木組の遊具がある。ビワの木で盛んにニイニイゼミが鳴く。「第一下原踏切」までもどり、雑木林の外周を歩く。チョウ・バッタ類が多い。十字路で右(北)に進む。この林には、シジュウカラ、コゲラなどの野鳥の他、樹液酒場じゅえきさかばを求めてたくさんの虫達が集まる。夕方になると雑木林の減少でねぐらを追われたカラスが飛んでくる。やがて道は、Y の字状となる。左手の雑木林からの道をもどるように南へ進み市史編さん室・教育センター前を 通って南小学校へ進む。 南小学校正門前の雑木林(市指定の保護林)の中の小道を通り消防署の裏にでる。そこは、北本宿緑地公園で、トイレや水道もある。郵便局から解脱げだつの森にかけては、春先、桜のトンネルとなり、満開時の桜と解脱の森の緑のコントラストが美しい。やがて駅西口へ着く。

▲桜並木

▲H型の木

▲南小正門前の雑木林

▲東原公園

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