谷津ものがたり 7コースガイド

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7コースガイド

⑤宮岡コース

 谷津斜面林で遊ぼう

ひとくちコーナー❾
●北本の湧き水

明治初期の地引図には市域に30個所あまりの湧き水や池沼が記載されている。しかし現在は11個所で確認されるにすぎない。湧き水のある所は、雑木林、湿地、泉がセットになり多様な生態系せいたいけいを形成している。

▲泉


ゲンゴロウの見分け方


【ホンシュウオオイチモンジシマゲンゴロウ】

体長16~17㎜

【ゲンゴロウ】

体長35~40㎜

【マメゲンゴロウ】

体長7㎜

【ヒメゲンゴロウ】

体長11~12.5㎜


ヤゴの見分け方


【ヤンマ類】

池や沼に住む

【アカトンボ類】

田んぼや湿地に住む

【カワトンボ類】

川に住む

【サナエトンボ類】

川に住む


 ザリガニ釣り 
1メートルくらいの棒に餌をつけて、ザリガニのいそうな所へ下ろすと案外簡単に釣れる。餌はミミズ、ソーセージ、ハム、スルメなど動物性のものならほとんどOK。
 フキの巻きずし 
フキの茎の中にいろいろな色の花びらをつめ、輪切りにする。


 トンボ釣り 
竹竿たけざおの先に糸を付け、その先に餌になるムシを付ける。餌はカ・ハエ・ブヨなどの小さな虫か昆虫の足だけでもよい。また糸の先にメスのトンボを付けて飛ばすとオスが寄ってくる。

ひとくちコーナー❿
●伝説「あずきとぎばばあ」

高尾の阿弥陀堂の近くには深い谷を囲む昼でも暗い森があった。谷底からかすかに聞こえる水の音を、人々は「あずきとぎばばあが小豆あずきを洗っている音だ」と考え、恐れていた。
大宮館おおみややかた
高尾6丁目の阿弥陀堂近くには、13世紀にはすでに建物があったことが発掘はっくつ調査によって明らかになった。出土遺物しゅつどいぶつの種類からみてかなりの実力者の住まいと考えられる。古墳時代こふんじだい後期の住居跡じゅうきょあと4軒、奈良時代ならじだいの住居跡からは墨書土器ぼくしょどきも出土した。また、この館内に位置する阿弥陀堂は、鎌倉時代の武将石戸頼兼いしとよりかねが、その娘亀御前かめごぜん供養くようのために建てたものと伝えられている。(別に源範頼の娘の伝承有)

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